◆ すい臓の働き
すい臓は外分泌の「すい液」という消化液や、血糖をコントロールするインスリンなどのホルモンを分泌する内分泌の働きが主な働きです。
◆ 特徴
すい臓がんは早期発見、早期治療がむずかしいがんだと言われています。早期の段階から現れる特徴的な症状がないことや、検査で見つけにくいことが原因です。
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すい臓の場所

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すい臓がんは、正常な組織の中に染み込むように広がっていく特徴を持っています。
そのため、がんと正常組織との区別がはっきりせず、画像診断による結果と実際のがんの広がりとが一致しにくいのです。
また、すい臓は体の奥にあり、胃、十二指腸、小腸、大腸、肝臓、胆のう、脾臓など、たくさんの臓器に囲まれているので、これも発見されにくい
原因のひとつとなっています。 |
すい臓の部位

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◆ 症状
早期の段階で現れる自覚症状として、「おなかが痛い」
「おなかが重苦しい」などの上腹部の不定愁訴、
食欲不振、体重減少などが主だった症状となります。
が、「すい臓がん」でなくてもこういった症状は出るので
すい臓がんの早期の症状としては、なかなか気付かれにくいです。
すい臓がんができる部位によっては黄疸がでることもあるので
それから発見に繋がったりします。
また、すい臓は血糖値をコントロールするホルモンを分泌しているため、すい臓がんになると血糖値が異常になることがあります。急に糖尿病になったり、糖尿病の状態が急に悪くなったりすることがあります。
もともと糖尿病だった人は定期的に血糖値を調べているので、それだけ異常に気づきやすいといえます。
◆ すい臓がんの診断
超音波検査やCTなどの画像検査が中心となってきます。
●超音波検査
●CT検査
●MRCP(磁気共鳴胆管膵管撮影)
●ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)
●腫瘍マーカー(CA19-9)
◆ すい臓がんの治療
すい臓がんのおもな治療方法には、手術療法、放射線療法、化学療法の3つがあります。がんの進行度やからだの状態を考慮して治療方法が選択されます。
1つの治療法が単独で行われることもあれば、いくつかを組み合わせて行われることもあります。
◇手術療法
がんがすい臓だけにとどまっているか、その周りにおよんでいる場合には、がんを含めてすい臓を切り取る手術が行われます。手術の方法は、がんの場所によって異なります。
| ・膵頭十二指腸切除 |
| がんが膵頭(十二指腸に近いほう)の部分にある場合に行います。膵頭部に加えて十二指腸を全部、胃や小腸の一部、胆のうなどもいっしょに切除します。残ったすい臓は小腸につなぎます。 |
| ・尾側膵切除 |
| 膵体部(すい臓の真ん中あたり)や、膵尾部にがんがある場合には、膵頭側を残して、がんができている側のすい臓と脾臓を切り取る手術が行われます。 |
| ・膵全摘 |
| がんができている部分や広がりによっては、膵頭十二指腸切除と、尾側膵切除をいっしょにした手術が必要になることもあります。この場合、膵液を分泌する外分泌機能や、インスリンなどを分泌する内分泌昨日が失われてしまいます。そのため、述語に消化を助ける薬を飲んだり、インスリンを注射することが必要になります。 |
がんが進行している場合には、症状を取り除くための手術が行われることもあります。
たとえば、がんで十二指腸が詰まっている場合には胃と小腸をつなぐ手術が行われ、胆管が詰まっている場合には胆管と小腸をつなぐ手術などがおこなれます。
◇放射線療法
手術のように局所のがんを確実に取り除くことはできませんが、ある範囲をまんべんなく治療できるというメリットがあります。
放射線療法には「外部照射」と「術中照射」がとがあります。
外部照射は、からだの外から放射線を当てるものです。抗がん剤と組み合わせた放射線化学療法もあります。
術中照射は、手術中におなかの中に直接照射するものです。
◇化学療法
すい臓から遠く離れた臓器への転移が見られる場合には、抗がん剤の治療が中心になります。また、手術後に、再発防止を目的として行われることもあります。
◇粒子線療法
放射線療法の一種ですが、今までの放射線療法とは違い、体の中で一定の深さで大きな治療効果を発揮するのが特徴です。そのため、周囲の臓器にあまり影響を与えずに、からだの奥にあるがんを治療することができます。ただ、効果が出大掛かりな装置を必要とすることと、現在はまだ臨床試験の段階ですすめられています。
すい臓がんは、医学が発達した今でも治療が難しいがんですが、少しずつ治療の成績は上がってきています。どちらにしても、早期発見・早期治療が大切な病気であると言えます。
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