特定非営利活動(NPO)法人のがん患者団体支援機構と日本がん患者団体協議会は17日、東京医科歯科大学付属病院で、がん医療を良くしていくための勉強会「がん登録は患者にとってどんなメリットがあるのか」を開く。同会は参加者を募集しており、申し込みの締め切りは15日まで。
がん登録とは、医療機関や自治体単位でがんの診断、治療、生存率等の情報を集める仕組みを指し、国や地域ががん対策の立案や評価をするために重要とされる。
日本のがん対策の基本方針を定める法律「がん対策基本法」が来年度施行されるが、同法の附帯決議第16項で「がん登録については、がん罹患者数・罹患率などの疫学的研究、がん検診の評価、がん医療の評価に不可欠の制度であり、院内がん登録制度、地域がん登録制度のさらなる推進と登録精度の向上ならびに個人情報の保護を徹底するための措置について、本法成立後、検討を行い、所要の措置を講ずること」と定めるなど、ますます「がん登録」の重要性が高まっている。
しかし、登録による個人情報漏えいを心配する人もいると予想されることから両団体は「がん登録」の重要性や意義・課題、患者のメリットなどについて正しい情報を学んでもらう勉強会の開催を決めた。
国立がんセンターがん予防・検診研究センター情報研究部の祖父江友孝医師が講演する。質疑や討論の時間も設ける。参加費は無料。申し込みは同会までにファックスまたはメール、電話で申し込む。
(MYCOMジャーナル 2007/3/5)