大橋巨泉さん 自身のサイト http://www.kyosen.com で見つけた、
巨泉さんの胃がんについての考え方がありました。
面白かったのでご紹介させていただきます。
去る6月末に胃がんの手術を受けました。国立がんセンターの片井均外科医長の執刀で胃の役半分を摘出されましたが、2週間を経た現在は、すでに退院して元気にして居ます。
これ程順調に経緯しましたのは、何よりも今回のがんが早期発見だったからだと思います。大学3年生の時、最愛の母を「手遅れ」から癌で失っていますので、検診だけは欠かしませんでした。
まだ「人間ドック」という言葉も定着していなかった1968年以来、37年間ずっと受けて来ましたが、それが報われたのでしょう。今年から病院を変えて、千葉市の井上記念病院にしたのもラッキーだったかも知れません。
4月に受けたドックで胃の再検査となり、5月に入って胃カメラを呑みました。内視鏡の磯野貴司医師は、「疑いのあった個所は異状ありませんでした。ただ他にびらんが見られましたので、念のためそこを少し採取しましたので、病理へ廻しておきます。」と言いました。
直後にヨーロッパに撮影にゆくボクは、これで安心して成田を発ったのです。
それから5日後、パリのホテルに居たボクは、弟からのメールで、あの“念のため”から「異形の細胞」が発見されたことを知りました。それが癌であることはすぐ理解しました。すぐ弟に返事して、撮影が終わり次第帰国するので、病院の手配を頼みました。
帰国したボクは、がんセンターで精密検査を受けたのち入院し、手術を受けた次第です。内視鏡部長の斉藤十三、執刀する片井均、両医師の「早期発見ですから心配は要りません。」という言葉を聞いても、このケースでの5年後生存率98パーセントという数字を見せられても、不安は拭えませんでした。
何しろ初めての開腹手術でしたから。
結果は手術は成功、術後も順調に過せました。
あとはリハビリ − 特に制約のある食生活との戦いが残っています。
それにしても定期健診の重要性を再確認しました。37年間に一回ですが、そのお蔭で一命をとりとめたと思えば納得が行きます。皆さんも年一回の検診だけは受けるよう、おすすめします。
不幸中の幸いは、手術と節食のお蔭で体重が80キロから72キロに落ちました。再起は秋になりますが、きっとスリムな巨泉でお目にかかれると思います。御心配をおかけしましたが御報告まで。
大橋巨泉
(2005年6月某日) 2 へ続く >> |