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がんと飲酒

◆ がんと飲酒の関係

酒は百薬の長という言葉もあり、適量のお酒であれば体に
よいといわれています。

実際に飲酒には善玉コレステロールのHDLコレステロールを
増やす働きがあることがわかっています。

しかし、がんと飲酒の関係は少量であってもリスクが増すと
いうことが確かめられています。

お酒自体に発がん性はありませんが、がんを促進する要因には
なってしまいます。

特に口腔がん、食道がん、肝臓がんでは確実にリスクが高まり、
咽頭がん、大腸がん、乳がん、肺がんでもリスクが高まると
されています。

がん予防の観点からは、飲酒は残念ながらおすすめできません。

度数の高いお酒の常飲や、一度に大量の飲酒はさらに
がんの危険性を高めます。


◆ 顔が赤くなる人ほど要注意

特にお酒を飲んで赤くなる人は要注意です。

お酒を飲んで体内に生じるアセトアルデヒドの分解酵素が
ある人は、お酒に強く飲んでもあまり顔にはでません。

体質的にアセトアルデヒドを分解する酵素を持っていない人、
また正常に機能しない人はすぐ顔が赤くなります。

食道がんになる危険度を、アセトアルデヒドの分解酵素・
正常な分解酵素をもっている人を1とすると、
分解酵素が正常に働かない人は10になるといわれています。

こうした違いは生まれ持ったものなので、酒に慣れてしまっても
関係がなく、次第に飲めるようになったからといっても、
危険度はかわらないそうです。

食道がんになった患者さんは、がんになるまで酒の危険性を
知らなかった人が多いという報告があります。

食道がんは転移しやすく、同じ消化器系の胃や大腸に比べ、怖いがんです。

飲めない酒を無理やり飲むことや、飲んでいたら慣れてくるという
考えでお酒を飲むのは大変危険です。


◆ お酒は適量を

日本の健康づくりの指標である『健康日本21』では、
『1日1合』が適切飲酒量として推奨されています。

これは日本人の総死亡率の飲酒量を調べたところ、
1日1合程度のお酒を飲む人が、一番死亡率が
最低であった結果からいわれていることです。

アルコール度の高いお酒を飲む際や、
ちゃんぽん(違う種類のお酒を飲むこと)して
飲む際には注意して下さい。


またお酒を飲んだら必ず体を休めるようにし、続けて飲まないようにしましょう。


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