東海大学病院消化器外科は、外科、放射線科、内科などのチーム医療で好成績を
挙げている。手術ができたすい臓がんの5年生存率は約25%、手術数も年間約50例で、
いずれも全国トップクラスを誇る。同科の今泉俊秀教授はすい臓の手術をこれまで
1000例以上経験している。
「すい臓の頭の部分(すい頭部)にできたすい臓がんには、すい臓、胆のう、胆管、
十二指腸を切除して、残ったすい臓、胆管などを腸とつなぐすい頭十二指腸切除術を
行います。手術時間は平均約4時間半と非常に短く無輸血です。再発予防のために
術中照射にも取り組んでいます」と今泉教授。
術中照射とは手術中に、がんを切除した後、がんのあったところに放射線を照射する
治療だ。外科手術室から放射線治療室に患者を移動させて、約5分間放射線を照射する。
退院後は外来で、ジェムザール(一般名ゲムシタビン)を中心にした化学療法を続ける。
週1回ずつ3週間注射して1週間休みを繰り返す。約6カ月間行う。
「最近ではほかの経口抗がん剤も試みて、治療成績の向上に努力しています」(今泉教授) |