都立駒込病院血液内科は、白血病などの難治性血液疾患に対する造血幹細胞移植総数が
800例を超える。これは全国屈指の移植数だ。
移植はドナー(提供者)の造血幹細胞をどこから採取するかで3種類に分かれる。
骨盤から採取する骨髄移植、新生児のへその緒から取り出す臍帯血(さいたいけつ)移植、
腕の静脈から採取する末梢血移植の3つだ。このほかに、保存していた自分の造血幹細胞を
移植する自家移植もある。
「当科は日本で行えるすべての移植法について豊富な経験を持っています。その経験を
もとに患者さんに最適な移植法を選択して、最良の医療の提供を目指しています」と
坂巻壽部長。
造血幹細胞移植は患者さんがよい状態(寛解期)のときに行えば、70%ほどの長期生存が
得られるという。しかし、白血病患者すべてに移植を行った方がよいわけではない。
「白血病のタイプによっては、化学療法と移植の成績が同じぐらいのものもあります。
移植が本当に必要なのかどうかを正確に見分けることが重要です」(坂巻部長) |